中学受験 算数 つまずく 単元 を先に知っておくことで、ある程度、覚悟を持って学習に臨みましょう
中学受験 算数 つまずく 単元 は知っていますか?
子どもがどんな 単元 で つまずく ことが多いか分かっているとカリキュラムから逆算して時間を多く取ることができたり、ある程度覚悟していられたりするのでおすすめです。
また つまずく 単元 はそのまま差がつきやすくなるので重点的に強化することで 偏差値アップ も見込めます。
この記事の内容
中学受験 算数 つまずく 単元 計算編は四則混合逆算
9+8×(□÷7-2)=777
2021 大妻中学
上のような計算が四則混合逆算です。
もはや方程式ですが小学生は方程式を学習していないので方程式は使わずに答えから逆算して考えます。
余談ですが中学受験は算数の学習で困ったときに方程式を覚えても解決はしません。
その理由は下に書いています。
四則混合逆算は一度学習すると毎回のように模試で登場します。
苦手なままにしておくと毎回のテストで点数を落とし続けることになってしまいます。
コツをつかめばすぐなのでぜひ克服しておきましょう。
私は「書き出し方式」をおすすめします。
まず式を計算する順番に書き出します。
□÷7=①
①-2=()
8×()=③
9+③=777
あとは反対から計算するだけ
③=777-9=768
()=768÷8=96
①=96+2=98
□=98×7=686
このように計算すると確認もしやすくおすすめです。ぜひどうぞ。
無料問題集つくってみました。ぜひどうぞ。
中学受験 算数 つまずく 単元 文章題単元は速さと比
文章題で最も苦労する子が多いのは速さと比です。
次点で割合ですが、割合は初学が難しいだけなので、小学校で習ってからはわりとできるようになっている子が多い印象です。
速さで苦戦している子の多くはまず公式ありきで考えてしまう子です。
ノートや教科書のすみに みはじ とか きはじ と書いていたら赤信号ですね。
小学校で習う問題はそれで済んでしまうので、その解き方をしている子の問題点に気がつかないことが多いですが、中学受験で問われるレベルになると一気に解けなくなります。
速さとは「時間あたりに進む道のりである」ということを理解しないまま きはじ だけ使っている子は門前払いされてしまうのです。
中学受験の速さで問われる状況は、引き返したり、速さを変えたり、少し休憩したりと様々です。
その状況を図示することがとても大切です。
式しかノートに書いていないというのはこちらの記事(中学受験 算数 できない 子 の10個の特徴とその対策方法)にも書いたとおり出来ない子の学習です。
図に書く、難しければ絵を書くようにしましょう。
速さはこの教材が学習しやすいです。
中学受験を成功させる 熊野孝哉「速さと比」入試で差がつく45題+7題
もっと基本からやり直すときにはこちらの無料教材をぜひどうぞ
中学受験 算数 つまずく 単元 数の単元は数の性質
中学受験において、平面図形と並んで出題が多い数の単元、その中でも特に「数の性質」は苦手にしている子が多い内容です。
ただ 約数、倍数、素因数分解、剰余 といった大学受験まで使えるような内容なのである意味難しいのは当たり前なのです。
できるようになるにはある程度時間を要する単元です。
おすすめは素因数分解の習慣をつけることです。
とりあえず整数のかけ算を学習したら取り組めるので、早めにとりかかってもいいかもしれません。
また低学年から九九、筆算などの丸暗記学習中心にせず、かけ算の工夫をすることが効果的です。
中学受験 算数 つまずく 単元 平面図形は 図形の移動
平面図形単元はいろいろあるので迷いますが「図形の移動 (動く図形)」はとても多くの子が苦手とする単元です。
速さも同じですが、ノート上は動かないのに動いている様子をとらえるには作図力が必須です。
この単元に入る前の段階で作図への抵抗をなくしておくことがとても重要です。
動きのほとんどは回転移動と転がる円なので実は問題パターンとしてそれほど多くありません。
作図できてしまえば簡単な平面図形の問題で済むことが多いです。
「作図するのめんどくさい」「作図したことないから無理」という受験生がレベル問わず一定数いるので、毎回丁寧に作図するだけで差がつく単元です。
簡単な図形を描くことからチャレンジしてください。
動く図形はコチラ
こちらが便利すぎるのでもっておいたほうがいいです。
絶版になっていますが、文字リンクの方からamazonなら今ならまだ購入できます。
他の子がわからないから諦めようとした問題をわからないからやってみようができるようになる教材です。
テキストだけではない付属品がある教材はほかでは代用できない価値がありますね。
中学受験 算数 つまずく 単元 立体図形は 立体の切断
中学受験算数で最も多くの子が頭を悩ませる単元が立体図形の切断だと思います。
関東、関西の難関校では必須の単元で、学校によっては毎年必ず出題されるようなところもあります。
こちらも動く図形と同じで、紙面上は立体でないのに、立体図形を捉えないといけないところが難しいです。
積み木あそびは立体感を磨くには最適ですが、切断まで効果があるかは疑問です。
切断に強いのは次の教材です。
図形の移動と同様に、テキスト以外の付属品が唯一無二で教材の価値を上げています。
この教材の切断キットは初学者にはとてもわかりやすいです。
立体の切断を極めるならこの教材です。
ただ目標の中学がある程度定まって、そこで切断が多く出題される場合に購入したら良いです。
灘、洛南をはじめとする関西の最難関校は毎年のように出題されるので対策必須です。
逆に時々しか出題されないならここまでは不要でしょう。志望校に合わせて対策してください。
まとめ
受験生が苦手とする単元はある程度決まっています。
上記の単元が塾のどのあたりに学習するかカリキュラムを見て確認しておくと良いでしょう。
数と立体は遊びのような楽しい教材で、図形の移動は普段の学習習慣で対策できるので早めに意識しておくことをおすすめします。