中学受験算数勉強方法

2019年 栄東中学 入試

 
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TANUKI
大手中学受験塾で主に算数の講師をしています。算数以外にも受験生の学習方法や進路相談などもしております。それらの業務で経験していることをお伝えしていきます。

解答速報

大設問1 (1)10(2)10.5(3)3.69.82(4)8

(5)11/30(6)12(7)22(8)376.8

大設問2 (1)25(2)10(3)256

大設問3 (1)1:4(2)1:5(3)3:13

大設問4 (1)19(2)6600(3)6820

大設問5 (1)15(2)25(3)289

やっとこさ問題を入手したので栄東中学(埼玉)を解いた印象をお伝えします。この学校については解説も作りたいなとか考えています。そのうち載せます。栄東中学は埼玉県の学校で、日本で最も受験者の多い中学です。毎年のべ1万人を越える受験生が受験します。東京・神奈川の入試が2月なので、1月の前受けとしての意味合いが強い学校です。

同じように前受けできる学校として寮のある学校もありますが、難易度的にちょうどボリュームゾーンにある栄東に人が集中するようです。いざとなったら通えるというのもありますかね。寮は高いですし。

1、設問毎の予想難易度

A必須問題(簡単で差がつかない)

B合否を分ける問題(学習の中心)

C差をつける問題(ミスを取り返す)

D難しくて逆に差がつかない問題

大設問1

(1)A(2)A(3)A(4)A(5)C(6)B(7)C(8)B

大設問2

(1)A(2)A(3)B

大設問3

(1)B(2)B(3)C

大設問4

(1)A(2)C(3)D

大設問5

(1)A(2)B(3)D

大設問1で稼いで大設問2以降はとれるところをとっていく形。

2、出題単元

図形が多めの出題。相似や立体など苦手な受験生が多い分野に注意。

3、入試問題の分析 4項目

・典型題、典型的な手法

大設問1

(3)「3つの消去算」

(4)「食塩のやりとり」

(6)「票数」

(8)「円すい台」は基本パターンとして習得しておきたい

(5)は循環小数という少し難しめの知識問題。

(7)は典型パターンの「台形に対角線」の形に気がつけるかがポイント

大設問2

水槽グラフの典型的手法

「水槽を正面から見た図をかく」

「グラフは折れたところに注目する」

「図に時間と高さを書き込む」

「水の量が絡む問題以外は比を使って解決する」

これで最後までいける基本問題でした。

身に付けておきたいです。

大設問3

(1)と(2)はよくある「砂時計型相似連続パターン」です。確実にとりましょう。

(3)も同じ形ですが補助線を引く必要があって少し複雑です。

大設問4

(1)「二種類の合計とそれぞれの1あたりの量がわかったらつるかめ算」です。

(2)と(3)は応用問題でした。

・ミスのしやすさ

1(6)の投票できません という特殊な設定は必ずチェック。読んでいるときには気がついても解いたときに忘れることがあります。

1(7)大設問3 図形問題に記号がたくさんあるときは求めるものが違っていないか必ず確認です。どこを求めるのか間違えた受験生がいそうです。

大設問4 (1) つるかめ算は求める方を反対にしがちです。図を描く、言葉を残すなど間違えにくい工夫をしましょう。

・見直しのポイント

1(3)(5)は出た答えが条件に合っているか、その場で必ず確認しましょう。

1(4)は出た答えから逆算して確かめられます。

・応用問題を解くためのポイント

大設問4 「わかっているところは先に求めて取り除いて考える」

基本的な問題で例をあげると旅人算の片方しか動いていない時間だけ別に考えるようなことです。

(2)6分遅い (3)30分、4分、2分早い

は実際にどれだけの仕事か求めることが出来ます。それ以外の部分に集中するためにまずはわかっているところを求めてしまいましょう。複雑に見せる文章題にありがちな形です。

大設問5 「とりあえず描く」「三角数への意識」

(1)(2)は正確に描けば出来ます。ただ描くだけです。描きましょう。

(3)はさすがにつらい。規則性の問題は「三角数」か「四角数」が非常に多いです。今回は「三角数」です。常に意識しましょう。

4、入試問題批評

幅広い出題で前受けとしてかなりいい問題です。2019を使った計算も今年たくさん出題されています。速さこそ出題されていませんが、仕事算と水位変化が出題されているので似たようなものでしょう。単純に公式だけ覚えるような学習をしていては歯が立たないことは明白です。しっかり理解して先に進んでいきましょう。

個人的に気になったのは大設問1の循環小数です。

0.366666……

=0.666……÷10+0.3

=2/30+3/10

ですがあまり経験のない受験生が多かったのではないかなと思います。

また円すい台も練習量の差が出たと感じます。基本的なパターンとして強調する必要があるでしょう。

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大手中学受験塾で主に算数の講師をしています。算数以外にも受験生の学習方法や進路相談などもしております。それらの業務で経験していることをお伝えしていきます。

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