淑徳与野2022 入試分析 解説
淑徳与野2022 入試問題
淑徳与野2022 全体の傾向
大設問4、6、7が難し目。
それ以外の設問や各大設問の(1)で点数を稼ぎたい。
全体的に作図が必要な問題が多く、普段の学習姿勢が問われている。
淑徳与野2022 一問ごとの分析
1.計算問題だが難易度は高め
(1)計算できるところを計算してから逆算する。逆算の途中過程を残すようにして欲しい。
(2)分母と分子がそれぞれ数列の和なので、別々で計算して式の状態で約分するとラクに計算できる。
(3)単位の計算には慣れが必要。今回はすべてkgに直すのが簡単そう。
2.図形小問集合。(2)がやや難しい。
(1)角を順番にだしていけば問題ない。まずは80度からわかることを考えた。
(2)105度が何を意味するのか、等脚台形がなんの役にたつのかを考えたい問題。等脚台形は延長すると二等辺三角形になる。105度を頼りにわかる角度を出していくと30度を見つけることができる。30度の三角形は面積がわかるはず。
(3)立体上の相似を使う問題だが、類題を解いたことがある受験生も多そう。
①どの相似を使えばいいかから考える。するとその相似比を求めるためにどうすればいいか考えることができる。
②①がわかれば、高さを出すだけで答えがわかる。ひそかに書いてある直角マークが大切だった。
3 (3)②が高難度。全体でも難しい方なので方針がすぐに思いつかなければ飛ばしてもいいかもしれない。
(1)8年前の年齢の和がすぐに求められる。間違えて8年前の年齢を答えないように注意。
(2)周期を考える問題。典型的な問題なので正解している受験生は多そう。
(3)
①グループで考える数列の問題。35に近い三角数、36を考えるとグループがわかる。グループの中は等差数列になっている。
②難し目の問題。どのグループも3ずつ増えるので、グループの先頭が3で割って1あまる数でないと23は登場しない。またグループの先頭の数が小さすぎると23が登場しない。23より大きくても登場しない。それらを考慮して書き出す。
4.最近よく見かける正六角形の回転。
(1)図形の回転移動は形に関係なく、中心がどこか意識しながら、点Pがどんなおうぎ形を描いてどの点にたどり着くかを考えていく必要がある。今回は角度はすべて60度なのでわかりやすい方ではある。
(2)(1)がわかればあとは計算問題。計算量は多いので分配法則をしっかり使いたい。
5.比較的よく見る問題。(2)の処理方法をおさえておきたい。
(1)4本まとめて水にいれると計算がラク。水の体積は変化しないことから計算式が立てられる。
(2)『ぴったり重りの高さになる個数』を求めることを意識する。たいていの場合、整数にはならないので、その数字を超える整数を答えたらいい。
6.設定がややこしい通過算。状況を視覚化したい。
(1)手前の地点に電車がきている図を書く事でどれだけの道のりを進んだか掴むことができる。警報が鳴る区間を走っている間は警報が鳴り続けるので、その時間を出せばいい。
(2)方針は(1)と全く同じ。計算を逆にするだけでいい。時間がわかるので進んだ道のりが求められる。警報期間の道のりと踏切の幅を除いたものが電車の長さになる。
(3)こちらはややこしいので後回しの方がいいかもしれない。Bだけだと鳴る警報は58秒。91秒との差はBが警報器がなる区間までに進んだ時間。その時間でAが何m進むか求めたらいい。
7.よくあるビルディングパズルの問題だが、(2)(3)があまりない設定。
(1)形はいつもと違うが、各方向から見える積み木の個数を考えるビルディングパズルと同じ問題。上から見た図に個数を書き込んでいくことで解決。
(2)今年最難関かもしれない。形を把握した上で、内側を忘れずに計算しないといけない問題。3Fに2面、1Fに6面あることに注意。
(3)この複雑に積まれた積み木を切断するのはかなり難しそうだが、切断が対角線なので実はそこまで難しくない。切断面はすべて同じ長方形の組み合わせになる。
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