中学受験 子どもに合った併願校を探す方法 タイプ別の特徴分類と学校説明会の聞くべきポイント
第一志望校は決まっても、それ以外の学校はなかなか決まらなかったりしませんか?
もしかしたら第一志望の学校も、もっといい学校はないかと探している場合もあるかもしれません。
この記事では長年、中学受験の進路指導をしてきた経験をもとに、併願校を探すのに役に立つ、学校の特徴と、学校説明会の聞くべきポイントについてお伝えします。
偏差値以外に見るべき学校の特徴
宗教教育
私立中学の多くが宗教校でその種類は
プロテスタント、カトリック、仏教
がほとんどです。
宗教校は宗教の理念が根幹にあるので教育方針がブレにくいのが特徴です。
一部特殊な学校を除いて宗教の信者は多くなく、入信させられるようなこともありません。
プロテスタント校は自由な校風の学校が多いです。
カトリック校は規律を大切にする学校が多いです。
仏教校はイメージに反して意外と厳しくない学校が多いです。
宗教を題材にした芸術作品は数多くあります。
そういった内容に教養として触れられるのは大きな魅力の一つだと感じます。
共学校と別学校
別学の学校(男子校、女子校)は周りの目を気にしない学校生活がおくれます。
男子も女子も趣味に没頭するにはとてもいい環境です。
共学の学校は逆に、周りの目を気にする学校生活の中で、コミュニケーション能力を身につけることができます。
異性を意識することで適切な距離の取り方や周りから映る自分を意識する学校生活になります。
どちらの学校に合うかは、学校での様子や友達との関わりを見て判断するのをおすすめします。
大学付属と進学校
大学の付属校は受験を前提としない教育に力を入れているという利点があります。
学校方針にもよりますが、受験に力が入っている学校は「一般教養より受験勉強」になりがちです。
「社会で役に立つ英語力」「将来役に立つテーブルマナー」など受験とは違う方向の教育を受けられるところが多いです。
進学校は大学受験を前提としたカリキュラムであることが多いです。
トップ校はわりと受験は気にせず、好きに学びを深めているようなところも多いですが、そうではないところは面倒見を良くして合格実績をだそうとしているところが多いです。
受験勉第一の学校生活になるかもしれませんが、進路は安泰かもしれません。
大学付属校の中にも、あまり内部進学しない学校もあります。
そういった学校は両方の側面が入ってくるので、内部進学率は気にしたいです。
学校説明会のポイント
自由な学校か面倒見のいい学校かは先生の話を聞くとすぐにわかると思います。
面倒見のよさはいい点と悪い点があり、学校の意に反する性格、能力の子はどうしても居づらくなります。
自由な校風の学校は周りに流されやすい子は危ないかもしれません。
その度合いも学校によって違うので、お子さんとの相性をみながら慎重に選びたいです。
受験勉強か部活かそれ以外の活動のどこに重点をおいているかも見ておきたいです。
受験勉強があるので部活は大会等には出場しませんという学校もあります。
必ず部活動に参加しなければいけない学校は、自分の趣味がほかにあると困るかもしれません。
それ以外の行事は私立独自の魅力だと感じる方もいれば、勉強や部活に力を入れて欲しいと感じる方もいるでしょう。
学校説明会に行った学校のアピールポイントはどこにあるのか、先生の話をよく聞いていてください。
私立ならではの設備はどのぐらいあるかは嫌でも見に入ると思います。
公立小学校に通っている子供を連れていけばその設備のすごさに気に入る可能性は高いです。
そのため、学校説明会で話をきいて、保護者の方がいいと思って学校に子供を連れて行くことをおすすめします。
学校を知る方法
お通いの塾の卒業生に受験者がいる学校は見てみるといいです。
受験されているのはなにか理由があります。
毎年、合格実績など公開された時に、どんな学校なのかチェックするようにすると多くの学校をリサーチすることができるはずです。
合同説明会に行っていろいろ聞いてみるのもおすすめです。
いろんな学校が参加しているので思わぬ収穫があるかもしれません。
お時間あるときにいろんな学校が集まるイベントには足を運びましょう。
第一志望と似たタイプの学校を見てみるのが一番いいかもしれません。
第一志望が共学なら共学校、付属校なら付属校、宗教校なら宗教校といった感じです。
その結果より第一志望に行きたい気持ちが高まるというケースもあると思いますが、いい学校が見つかることもあります。
もしかしたら第一志望が変わることもあるかもしれません。
ぜひここだけと決め付けてしまわずに広い視野で探してみてください。
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