【中学受験】知らないと損する。なぜ塾に通った方がいいのか。
こんにちは。TANUKIです。今回は4年生など早いうちに塾に通うことの優位性についての記事です。4、5年生の間遊んでいるよりは学習した方がいいだろうとは考えられると思いますので、「4、5年生は自宅で同じ内容を学習したらいいんじゃないか説」についてです。
結論からいうと早めに中学受験の塾に入塾した方がいいです。ただ家庭で問題を解くのと、塾の先生の授業を受けることの一番の違いは
「中学受験塾の講師は入試から逆算していまの時期に何をできるようにすべきか分かっているということです。
もちろんいろんな先生がいるので業界新人の方や、6年生を持たない先生だった場合はその限りではないのですが、受験生を持っている先生なら、その場しのぎの学習が如何に意味がないかをわかっています。またそういう先生が必ず1~4人は教室にいるはずです。
ひとつ算数で具体例をあげますと、5年生で分数を学習するのですが、多くの子が約分で苦労します。さらに何割かの生徒は6年生になっても約分忘れを繰り返します。約分に必要な素数の考え方は身に付くまで時間がかかるのです。
そこでつまずくことがわかっているので、私は4年生、3年生のうちに少し布石を打っておきます。特に強調するのが計算の工夫、それもかけ算の結合法則の利用とわり算の性質です。
かけ算の結合法則利用とは
でも説明していますが
27×12=27×3×4=81×4=324
のような計算方法です。12を3と4にわけることでかんたんに計算できます。
3年生のかけ算の筆算を習う前の子には
27×12を
27を12回足してもいいけど、27を3回足したものを4回足してもいいよね
などといった話もしていきます。
12を4と3に分ける発想がある子は約分のときに3で割るのを忘れません。
わり算の性質とは「わる数とわられる数の両方を同じ数で割っても商は変わらない」のことです。
126÷14を両方とも2で割れるので割ってから計算しよう
126÷2=63
14÷2=7
63÷7=9
これなら暗算でできますね。中身は約分そのものです。
チャンスがあるたびに積極的に使っていきます。分数の約分と思わずに数の感覚を3、4年生のうちに身に付けることができるわけです。
分数の計算と数の感覚で例にあげましたがこのような例が算数だけでもたくさんあります。図形問題や速さの問題は公式暗記に走らず定義と根拠を大事にする学習をします。規則性や場合の数も低学年の間はテクニックに走らずとにかく描いて考えることを徹底します。
反対にこの問題はまだ出来なくていいよというものもあります。あとから学習するつるかめ算を使う方が早かったり、比を使う方がラクだったりします。
ただ問題が並んでいるだけのテキストからでは学ぶことができないものが授業にはあります。そして可能なら夏や冬の講習よりレギュラーの授業の方がいいです。期間講習は時間も短いので最低限の解き方を伝えるのでせいいっぱいの単元がどうしてもあります。レギュラーの授業の方が時間が取れて、ちょっと余計な話もできます。そのちょっと余計な話こそが6年生になったときに大きな差になっているのです。
まとめ(お忙しい方はここだけ読めばOK)
・つまずくところを乗り越える準備をしながら学習できる
・小学5年生、6年生で学習することを使った方が早く解ける問題には無理に手を出さないなどの判断ができる
・要は先のことを分かっている人が指導するかどうかで学びの質が変わる
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