2022年 海陽特給(海陽中学特別給費) 入試の分析 入試問題と解答
海陽特給(海陽中特別給費)とは
名古屋の最難関校です。
というのも全寮制の海陽中学に食費のみ自己負担で入学できてしまういわば特待生入試だからです。
枠は多くなく、東京大阪でも受験可能な12月受験の学校なので上位生が腕試しに受験することが多いです。
二月の勝者の島津君が合格した海王中学のモデルになった学校です。
年間300万円の学費が6年間で1800万円、1800万円をかけた試験だと思うとすごいですよね。
それでは特別給費でない海陽中はどうかというと偏差値50そこそこです。
学費が高すぎて普通の家庭には手が届かないせいでしょうか、特給の子たちとはかなり力の差があるように感じられますね。
2022年度入試は2021年12月18日(土)が試験日 12月20日(日)が合格発表でした。
2022年入試 海陽特給の分析 合否を分けた問題
そんな海陽特給の算数の問題を分析します。
大設問は4題で1は場合の数、2は速さ、3は立体図形、4はプログラミングと数の性質でした。
既存の分野に当てはまらない出題が多い学校ですが、わりと典型的な問題も多く出題されていたのが今年の特徴で、上位生からしたら足切りラインになる問題だったかなと感じます。
特に易しかったのは次の問題
1(1)(2)う……簡単に数えられる場合の数とテキストで散々練習しているノーマルな道順です。
3(1)(2)……ここまで簡単だと差はついていないでしょう。
合否を分ける問題
2全て……これはふるい落としの一問。
進行グラフと比が分かっていれば最後までノーストップで答えが出せますが、速さが苦手な層がここでブレーキをかけてしまいうまくいかなかったと思われる問題です。
この大設問がすべて取れることはレベル的に合格への必要条件のように感じます。
3(3)3つ聞かれているのでここ空欄は点数的にかなり大きそうです。
4(1)(2)後半への準備なので多少取りやすいですね。
難しい問題
1(2)えお……なかなか見たことがない出題で面白かったですが、受験生は合格者でも溶けていない子のほうが多そうです。
3(4)ぜひ上位の子達の記述解答が見てみたいです。今回の目玉問題で最難関な記述説明の問題です。
4(3)上の2題に比べると難易度は低いですが、3通りもあるのでミスが出そうな内容です。
2022年 海陽特給 入試問題と解答
問題と解答はコチラで公開しています。(問題は無料公開にしました)
https://note.com/juken3su/n/n5b92864228f1
記述解答は人によってマチマチだと思うので、私ももう少しいろんな方の解答を見てみようかと思います。
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