2019年度 城北中学入試
解答
1(1)2(2)0.5
2(1)240(2)30(3)76(4)23(5)25.12
3(1-1)9:10 (1-2)3 (2)45
4(1)72 (2)4 (3)40
5ア88 イ2 ウ3 エ5 オ3 カ4 キ1 A2 B1
解いた印象をお伝えします。
1、設問毎の予想難易度
A必須問題(簡単で差がつかない)
B合否を分ける問題(学習の中心)
C差をつける問題(ミスを取り返す)
D難しくて逆に差がつかない問題
1(1)A(2)A
2(1)B(2)B(3)C(4)C(5)B
3(1-1)B(1-2)B(2)C
4(1)B(2)B(3)D
5アBイBウBエBオCカCキDADBD
2、全問コメント
1(1)(2)
どちらも計算しやすいよう工夫されている。とくに(2)はきれいに解きたい
2 小問集合。典型題中心。
(1)よくある周期の典型題。
(2)割合のつるかめ算。上級典型題。
(3)円に引く補助線は半径に引くこと、等しくなる辺に印をつけること。図の形は典型題とは言いがたいが、この2つは典型的な考え方といえる。
(4)やや難しめ過不足算。違いを上手く整理したい。
(5)上級者向け典型題。おうぎ形転がりの基本を知っておきたい。
3、速さと比を絡めた学習効果の高い一問。グラフで整理したい。
(1-1) 速さの比と時間の比から道のりの比がわかるという、速さと比の基本パターンだが、練習していないとなかなか見抜けない形ともいえる。
(1-2) 前問を使う意識が大切。前の問題がいいヒントになっている。
(2) 今度は道のりの比から時間の比が決まる。図に整理して理解することも必要。
4、展開図が正方形の三角すい
(1)(2)典型題として知っておきたい問題。
(3)難問。立体を切断した形から、底面積の比を求めればいいことがわかったら、展開図の相似から面積比を求めることになるが、難度は高い。この問題に頼らず合格したい。
5、百五減算という面白いテーマの会話文
内容は知らなくても会話から求められるが、分配法則を使って倍数判定法を理解していない受験生にはかなり厳しい問題。倍数判定法だけでなく、普段なにげなく使っている知識の原理に興味を持つことは忘れてほしくない。
百五減算 自体は中学受験でも使えて、面白いので近々記事にしようかと思う。
3、入試問題批評
前半、後半とも典型題のオンパレード。基本的な問題を解けていれば確実に合格に近づくことができる。最後の問題のように典型的な考えた方の一歩先へ踏み込む学習をしているとより理解が深まり、難問への対策にもなるばかりか、易しい問題の解き方も忘れにくくなり効果的だと思われる。