2020年 開智中学 分析速報
開智中学の入試問題の分析です。
設問1 典型題を集めていますが、難易度はまちまちです。特に(8)は計算が時間をとり難し目です。
(1)普通の計算ですね。落とさないでください。
(2)差に注目します。典型題ですね。
(3)ちょっとひねられていますね。条件の違い(差)を考えると上手くいきます。
(4)ド定番の平均面積図ですね。
(5)定番ですが、少しレベルが高めです。5で割れる回数ですが、最後に足す1するのを忘れないようにしましょう。
(6)つるかめですが、少しだけひねってあります。いつもの等式ではなく不等式になりますね。やることは同じです。
(7)これも定番ですが、上位向け典型題ですね。真ん中の七角形の外角を考えます。
(8)円錐台は頻出ですが、計算が大変で少し難し目でした。
設問2 平方数
易し目ですね。(2)までは必須、できれば(3)まで取りきりたいところです。
奇数の和なので平方数になりますね。なにがどこにあるか考えていきましょう。
最後の(3)で45×45=2025を使用しています。栄東でも使った計算なので今年要注意かもしれません。
設問3 速さ旅人算
(1)(2)は速さの比と時間の比が逆比になることを使います。休み時間の問題は『休まないとしたら』と考えるとわかりやすいです。
(3)は前半で時間や速さが完璧にわかるので、計算問題です。最後に旅人算ではなく、比例配分から解きたいです。
設問4 売買
かなり難し目でした。(1)から取れなかった受験生も多いのではないでしょうか。
売上と利益の両方あることは珍しいですよね。その差が原価になることがわかれば方針が立つと思います。
(2)は(1)のおまけです。
(3)はかなりの難問ですね。不定方程式をつくることと、AとBどちらが儲かるか考えることが必要です。
以上より今回は前半勝負ですね。というか後半がかなり難しかったです。
大設問1で2問ミス以内、大設問2で完答すると、ほかが取れなくても合格はできそうです。