「中学受験算数」わり算の学び
こんにちは。TANUKIです。
今回も計算の工夫です。算数が苦手にならないように、三年生、四年生のうちにできるわり算の勉強方法をお伝えします。かなり強力な方法で私の関わった子どもには必ず伝えるのですが、知らないまま中学受験を迎える子もいるテクニックです。
1500÷30はどう計算しますか
そのまま計算してもいいですが、0をとってからわり算して
150÷3=50と計算するという工夫があります。
0を取るとは10で割ることです。
割られる数と割る数の両方を10で割ってから計算しても商が変わらないのです。
実はこれ10でなくとも成立します。
100÷4=50÷2=25ですね。
ということは逆も言えますね。
25÷1と50わる2と150÷6と300÷12は商が同じになります。
「わり算は割る数と割られる数の両方を同じ数で割ったり、同じ数をかけたりしても商は変わらない」
「わり算は割る数と割られる数の両方を同じ数で割ったり、同じ数かけたりしてから計算しても商は変わらない」のです。
実際に使ってみます。
126÷14
割る数も割られる数も偶数のときはとりあえず半分にしてから割るようにしましょう。
126÷14=63÷7=9
105÷15
3と5のどちらかで割ってもいいですが、
一の位に5があるときは2倍してから割るとラクです
105÷5=210÷30=7
小数を習って難しくなってからより効果を実感しますが、2けたで割るのは1けたで割るより難しいので、整数でも十分使えます。そしてこれは約分そのものです。小学三年生や四年生のうちに約分という言葉を知らないまま、その中身を理解してしまうのです。
ぜひ実践してみてください。わり算の精度と速度が段違いに上がることを保証します。
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