【ダメな過去問あるある】子どもが最も成長する半年間にするために気をつけたいこと。
こんにちは。TANUKIです。今回はダメな過去問の取り組み方のうち特に毎年のように見るものをとりあげます。
1、正しい解答を書くことが直しだと思っている
自分がいいと思う直しのノートをつくってきて、とだけ指示をだすと答えだけ書かれていることが多いです。酷いときだと記号だけかかれているとか。ノートはあとから見てわかるもの、役に立つものにしましょう。
江戸幕府をひらいた人物を答えなさい
という問題の答えがわからなかったときにノートに徳川家康と書いても意味がありません。「徳川家康が江戸幕府をひらいた」と書くべきです。またもしこれが記号問題で、他の選択肢の豊臣秀吉や織田信長と迷ったのなら、秀吉や信長がなにをした人物かも簡単に書いておきましょう。
2、解説を写すことが直しだと思っている
次に多いタイプが解説をほぼそのまま書いてくるタイプです。解説のように解けなかった理由があるはずです。そこをピックアップしてポイントにしておきましょう。
大事なのは間違えた原因と次への対策を言語化することです。残しておいたそのキーワードを見れば、次のテストに直接役に立つようにしておきたいです。
3、出来なかった問題への対策が「やり方を覚える」
対策を考えようというととにかく「覚える」で解決しようとします。算数の基本的な公式や明らかな知識はいいですが、初めて見るような算数の応用問題までです。
今までのそのように学んでしまっていたのかもしれません。だとしたらすぐさま修正すべきです。なぜその解き方をするのか考えてみましょう。どうしたら次に似た問題が解けるか想像してみることが大切です。
オマケ、異様に結果がいい
直しではないですが、異常にいい結果の子は赤信号です。まちがっても親が喜んではいけません。過去問を取り組み始めたとき、ほとんどの受験生は第一希望の学校では平均点にも届きません。そこからどこまで対策できるかが大切なのです。最初から本当にとれているなら合格しますが、模試の偏差値との差が大きい場合はまず不正を疑ってください。
毎年受験生を見ていて、不正する子が一人もいなかったことはありません。カンニング癖などない子でも過去問を自己採点するときにちょっと答案を書き直したりしてしまう子はたくさんいます。それが直らない子は毎年、残念な結果になります。
極端に良かった回があった場合、次のときはぜひ保護者の方が採点してください。もちろん答えを見たり、テスト中に調べたりしていないことを確認できる環境で取り組みましょう。
上記のことを守って進めていけば少しずつ点数は上がっていきます。今はとれないのが普通。直し方を評価してあげてください。お子さんが最も成長する半年間になると思います。