中学受験算数勉強方法

四捨五入も覚えるんじゃなくて理解する

 
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大手中学受験塾で主に算数の講師をしています。算数以外にも受験生の学習方法や進路相談などもしております。それらの業務で経験していることをお伝えしていきます。

こんにちは。TANUKIです。

今回は四捨五入について。

「100の位までのおよその数」

で表しなさいという問題に対する方法として「一つ下の位である10の位を四捨五入したらいい」と覚える学習を辞めませんかという話です。

「一つ下の位を四捨五入したらいい」がよくないのは問題の解き方と意味を同時に暗記している点です。これは「速さを出すなら道のりを時間で割ればいい」に似ているところがあり、解き方を忘れたらその場で考えることもできません。

四捨五入はおよその数の一つです。

だいたいいくつかということだけ覚えましょう。

そのうえで解き方は毎回考えたらいいのです。

例題

四捨五入にして100の位までのおよその数であらわしたときに10000になる数の範囲を求めなさい。

だいたい10000の数を言ってね

ということさえわかればいいのです。

ただしルールとして100の位まで考えるよ。

ということです。

100の位まで書いてある数だと10000以外にどんな数があるか

近いのは9900と11100ですね。

この2つの数と比べたときに10000に近い数を求めたらいいのです。

9950〜10050とわかるのではないでしょうか。

知っておくべきことはあと一つで、四捨五入の言葉通り5は上の数にいれますよ。

なので9950以上10049未満

どの桁を見てどうこう

は忘れますしただの計算問題で理解とは遠いです。

四捨五入とはだいたいどのくらいか

でおさえましょう

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