遺伝子の問題は血液型の知識があれば楽しく解ける
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大手中学受験塾で主に算数の講師をしています。算数以外にも受験生の学習方法や進路相談などもしております。それらの業務で経験していることをお伝えしていきます。
こんにちは。TANUKIです。今回は理科の話です。中学受験にはたまに出題されますが、高校の生物なんかで習う話です。私は小学生のころに血液型の話を聞いて大変興味を持ったので解けて当然だと思っていたのですが、中学受験のテキストにそんなに多くは掲載されていないのか、子どもたちが苦労しているのをよく見かけます。ぜひ一度ご家庭で話題にしてみてください。
血液型は両親から1つずつもらって決まる
たとえば父親がAB型、母親がO型の場合
父親からはAかBが、母親からはOが子に渡されるわけです。
父親からA、母親からOをもらった子はAO型になります。父親からB、母親からOをもらった子はBO型になります。
AO型やBO型という血液型の言い方は通常せず、AO型のことはA型、BO型のことはB型と呼ばれます。
さて、ではAO型とAB型の両親から生まれる子はどうでしょうか。
以下の4パターンがあります。
①A+A=AA型
②A+B=AB型
③O+A=AO型(A型)
④O+B=BO型(B型)
①と③はどちらもA型と呼ばれますが、子に伝えられる情報は変わってきます。またこの組み合わせの両親の場合はO型は生まれませんね。
O型の両親の場合はどうでしょうか。
はい、O型しか生まれません。
このように
両親からひとつずつもらう
O型のように他の情報がくると名前が呼ばれなくなるものもある
という2点をおさえておきましょう。
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