四則混合逆算を書き出し方式で極める
2022/03/27
この記事を書いている人 - WRITER -
大手中学受験塾で主に算数の講師をしています。算数以外にも受験生の学習方法や進路相談などもしております。それらの業務で経験していることをお伝えしていきます。
文章より動画のほうがラクな方はこちらからどうぞ
こんにちは。TANUKIです。
今回は中学受験の計算のラスボス的存在、「四則混合逆算」についての記事です。
四則混合逆算とは足し算引き算かけ算わり算と□が入った計算のことです。□の入った計算は小学校でも扱いますが、四則混合ではほとんどお目にかかることはないでしょう。
四則混合逆算は方程式ではありません。移項も展開も使いません。どのように計算しているのか保護者の方もぜひ知っておきたいところです。
(1.2×□+7×1.3)÷1.1=17
まずは計算する順番を考えて式を書き出す
1.2×□=①
7×1.3=②
①+②=③
③÷1.1=1.7
実際には①②③は式を大きな四角で囲んでしまうと見易くなります。
計算できるところは計算する
②はすぐに計算してしまいましょう。
次のようになります。
1.2×□=①
7×1.3=9.1
①+9.1=③
③÷1.1=17
最後から逆算する
③=17×1.1=18.7
①=18.7-9.1=9.6
□=9.6÷1.2=8
このようにすべて書き出すことで間違いを劇的に減らすことが出来ます。ぜひお試しください。
この記事を書いている人 - WRITER -
大手中学受験塾で主に算数の講師をしています。算数以外にも受験生の学習方法や進路相談などもしております。それらの業務で経験していることをお伝えしていきます。