2020年 専修大松戸 入試分析
2020年、専修大松戸中学の算数について分析します。
設問1 すべてとりたいです。きっちり稼ぎましょう。
計算ですね。(4)は偶数と奇数をペアにすることで1がたくさんできますね。いくつできるかがポイントです。
設問2 一行題ですね。こちらも基本ばかりなので落とせないところです。
(1)忘れないうちにまずメートルにしてしまいましょう。25のかけ算は工夫しましょうね。
(2)ピンとこなければ作図しましょう。柱体は底面の辺の数×3になりますが、その場で思い出せるタイプの公式です。
(3)定番の植木算ですね。間は11個です。
(4)6と8の公倍数になるには2が邪魔です。24の倍数+2のうち3桁のものを探しましょう。
(5)問題文の内容をしっかり図に書くことからスタートですね。等しい辺に印をつけることで二等辺三角形が見えてきます。
設問3 場合の数ですね。並び替えを考える問題です。(1)はとりたいです。(2)はやや難しいですね。
(1)0126とSDMのそれぞれを並び替えると考えましょう。
(2)難しいです。ボーダーラインは間違いなく解けなくていいレベルです。0126はすべて同じ数字、SDMはすべて同じアルファベット。と思うことで処理ができます。数字かアルファベットかが決まれば順番がすでに決まっているからです。ということで組み合わせの問題として考えることができます。
設問4 速さに時計算が混じった面白い出題でした。この設問はなんとか取りきりたいところです。
(1)重なっている時間がわかれば10kmに何分かかったか求めることができますね。
(2)重なっているところから重なっているところまでなので、360度分です。何分かは求められるので、道のりを求めることができます。
設問5 相当算と売買が合体したちょうどいいレベルの問題です。(1)はとりたいですね。(2)は定番ですが計算も整理も必要なので差がつく問題でしょう。
(1)値段のことは気にせずに個数だけ線分図にしてみましょう。相当算で解くことができます。
(2)個数のある売買の定番問題です。(1)でわかった個数をつかって、ひとつの原価を1、原価合計を120など数字をおきながら考えましょう。
設問6 合同がテーマの求積問題ですね。(1)はとりたいです。
(1)合同な三角形の辺が等しいことから、直角二等辺三角形が発見できます。
(2)台形から(1)を引いて÷2 ですね。問題は台形を出す部分ですが、上底と下底はわからなくても、その和なら出すことができます。
設問7 倍数判定法がテーマの会話文形式の問題です。(1)(2)はちゃんと読めばとれるはずの問題です。(3)は普段から倍数判定法の理由を意識していないと難しいかもしれません。
以上が専修大松戸の今年の問題分析でした。公開模試と似たつくりで、前半を確実に得点して、後半は苦手ではないところから点数を集める という作戦が主になるでしょう 。