2019年度大妻中学入試
解答
1(1)4(2)3(3)180(4)12分30秒
2、49
3、8
4、90
5、16
6、 9
7(1)192(2)84
8(1)168(2)1分10秒
9、10/3
10、22個
2019年度大妻中学入試問題を解いた印象をお伝えします。
1、設問毎の予想難易度
A必須問題(簡単で差がつかない)
B合否を分ける問題(学習の中心)
C差をつける問題(ミスを取り返す)
D難しくて逆に差がつかない問題
1(1)A(2)A(3)B(4)B
2B
3C
4B
5C
6B
7(1)B(2)C
8(1)B(2)D
9B
10D
2、全問コメント
1(1)(2)落とせない、普通の計算です。
(3)Aの3割とBの4割が同じというのは逆比の基本型になりますね。
(4)速さの計算をしてもいいですが、ここでも逆比を使うと計算がラクです
2、等差数列の中央の数は平均になります。
3、長さの比から面積比がわかり、具体的な面積から長さを求める問題です。国語でも大切な具体と抽象の扱いが問われています。
4、初見の問題でしょうが、あまりがわる数より大きくならないという大原則を考えればあっさり解けます。
5、食塩が残る問題は算数には珍しいですね。食塩水の濃度と水の量から溶けた食塩の量を求めます。
食塩水は面積図暗記
という極端な学習だと解けない問題ではないでしょうか。興味深い一問です。
6、最近増えている読み取り問題ですが易しめです。
7和や差が聞かれたときは、ひとつひとつ求めようとせずに、素直に和と差をだしにいきましょう。
(1)四角形の内角の和が使えます。
(2)イとウの和ならわかるなぁと思ったら、あとは(1)を利用しましょう。
8(1) 旅人算でもよいですが道のりを出すので、ここは比を使いたいです。
(2)はじめの地点につくまでに妹が何分かかるかわかれば求められます。場所が決まっている場合、旅人算の利点は少なく、ばらばらに考えるべきです。また妹が向きを変えていることに注意してください。
9、立体上の相似です。そこまで難しくないです。できたら比を使って、複雑な計算なしにさくっと解きたいです。
10、まずはわかるものを出すことです。一日目も2日目も金額がわかり、さらにそれぞれの日の個数の比もわかるので平均金額がわかります。そこから全体の平均と比べれば二日間の個数の比を求められます。三種類以上のつるかめ算の常套手段と言えますね。
3、入試問題批評
総じて解きやすかったのではないでしょうか。例年もう少し難しい問題がまぎれている印象です。
ただ、食塩水の問題や最後の売買など、典型題を少しひねってあるところが難しく、面白いところでしょう。
基本的な問題をおさえるとともに、その問題の原理をしっかりと知っておけば十分対応できるレベルです。公式をおぼえておわりは辞めましょうね。