【速報】2019年 西大和学園中学 東京会場
2019年の西大和学園中学(東京)を解いた印象をお伝えします。入試問題は7月にHPにアップされるらしいです。
1、設問毎の予想難易度
A必須問題(簡単で差がつかない)
B合否を分ける問題(学習の中心)
C差をつける問題(ミスを取り返す)
D難しくて逆に差がつかない問題
大設問1
(1) A (2) A (3) A
大設問2
(1) A (2) B (3) D
大設問3
(1) A (2) B (3) C
大設問4
(1) A (2) C (3) C (4) D
B以下をすべてとってCが一問あっていれば合格者平均点ぐらいと予想します。
2、出題単元
半分が図形、文章題は易しいもののみ。他には数えるタイプの出題が大設問一つ。
図形が難しいのは毎年の特徴
3、入試問題の分析 4項目
・典型題、典型的な手法
大設問1 「集合はベン図か表で整理」「速さは道のりか時間が等しいところに注目」
大設問2「30度の三角形」
大設問3「和が決まっている組み合せ」
大設問4 「展開図の点の決め方」
このあたりは典型的な手法になる。
まず必須項目をおさえること。
・ミスのしやすさ
いやなひっかけはなく、実力通りの結果が期待できる試験だった。大設問3の「ただしの後ろに書いてある注意書き」を考慮し忘れると全滅するだけでなく難易度も跳ね上がるので注意。丁寧に図まで書いてあるので普通の受験生は間違えない。
大設問4(1)は答えるものを間違えないように注意。易しい問題でのミスは不合格に直結する。
・見直しのポイント
前述のABほどの易しい問題は一問も落とせない。そのために時間を使うこと。
大設問1(1)(2)大設問2(1)大設問3(3)大設問4(3)は計算を間違えやすいので慎重に見なおしする。
・応用問題を解くためのポイント
今回特に意識したいのは「類似した問題を思い出す」ということ。
大設問2(1)(2)や大設問3は、おそらくほとんどの受験生が似た問題を解いたことがある。その問題と同じ着眼点を持ちながらも、違うところを抑えることで回答できる問題だった。
初見の問題を考える際に大切にしたい。
・入試問題批評
例年より難易度差が大きい試験だったように感じる。大設問2(3)や大設問4の後半が難しいが、他を落とさなければ十分合格点に届くと予想する。基本的な問題とそれに類似した問題を正確に解くことが合格のカギになる。反対にこれらの難問を正解できた受験生はかなり差をつけることができたのではないか。
過去との比較
難易度(目安)
2019年 A 6題 B 2題 C 3題 D 2題
2018年 A 4題 B 3題 C 5題 D 5題
2017年 A 3題 B 6題 C 3題 D 2題
2016年 A 5題 B 2題 C 6題 D 2題
2015年 A 6題 B 4題 C 5題 D 4題
2014年 A 6題 B 7題 C 2題 D 2題