割合が簡単に解けるたった一つのコツ
こんにちは。TANUKIです。
今回は中学受験の割合について、基本的なことを記事にしてみました。割合は本当に多くの子がつまずく単元です。まだ本格的な割合に入ってないのでピンと来ない五年生は分数のわり算の回の文章題を思い出してください。とにかく式が立てられない。難しかったと思います。
そんな割合を出来るようにするたったひとつのコツがこちら
割合とは「何倍か」
です。
50%=0.5 3割5分=0.35 みたいな計算をよく学習しますがより正確に言えば50%は0.5倍のことだし3割5分は0.35倍のことです。
「今日は50%だ」とか「今年は3割5分ね」なんて使い方はしませんよね。割合はなにかと比べるときに、それも何倍かを表すときに使う表現です。
分数の学習でよく使う例文が次の文です。
「1Lの1/10は1/10L」
1/10Lは量です。0.1Lともいえますね。1/10は0.1のことは小学校でも学習しています。
じゃあ最初の1/10はなんでしょうか。
1/10なんで0.1のはずですよね。
「1Lの0.1は0.1L」
少しおかしいですよね。正しくは
「1Lの0.1倍は0.1L」
1/10というのは1/10倍のことで、分数というのは(倍)が省略されることがある
と学習します。これが実は割合なんですというところから割合の学習はスタートします。
割合の文章題は
・割合をあらわす表現(単位のない分数、百分率、歩合)が出てきたときは何倍かを意味する
・何倍かというのは必ず“なんの”何倍かという基準が存在する
が最も基本的なポイントになります。
それを基本にして例えば
国民の10%の人が首都に住んでいて、首都の人口が1200万人なら
0.1倍 が 1200万人
なので1200万÷0.1=1億2000万人が国の人口になる。
ある国の女性の45%が50歳以上である。またその国の女性の人口は6000万人である。という例なら女性の人口の0.45倍が50歳以上の人数ということになる。
まとめると割合の学習は
割合とは何倍か
なんの何倍なのかの基準の部分を大切にする
そのコツさえおさえてしまえば割合は面白いように得点源に出来ます。
割合の学習が始まるといよいよ中学受験の算数が始まったなという気がしてきます。それだけ難しい単元なんできっちり本質を理解していきましょう。
※「く も わ」を使って式を覚えましょうなんていう公式というかテクニックがあったりしますけどこれは定期テストを乗り切るための小手先だけの計算方法になってしまうのでおすすめしません。
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