算数は得意だが国語が苦手を克服する
こんにちは。TANUKIです。今回は国語の学習についての内容です。もしかしたら私が保護者の方から一番受ける相談かもしれません。『算数は得意なんですが国語ってどうしたらできるようになりますか』
国語が苦手なタイプには大きく3種類あると思います。
①『語句、漢字』が苦手
②『記述する』のが苦手
③『(読み取り問題の)記号』が苦手
人によっては3つともすべて苦手な場合もありますが、どれかがすごく苦手で『国語キライ』になって、その結果、すべてに苦手意識を持っている場合の方が多い気がします。
それぞれの対処法をお伝えしていきます。
①語句、漢字が苦手な場合
必ず『文章で覚える』ようにしましょう。
呆然とした=驚いた という一対一対応ではなく、『家に帰ってみるとそこにはなにもなく呆然とした』のように文章で覚えた方がいいですよということです。
漢字も同じで、形が覚えられていない難しいものは何度も書いて練習することも大事ですが、そちらはある程度乗り切れている子の方が多いです。『頭にある漢字の形がかけない子』より、『熟語や和語に知っているどの漢字を当てたらいいか分からない子、同音異義語の区別がつかない子』の方が多いです。
漢字は表音文字のひらがなカタカナとは違って、表意文字です。一文字一文字に意味があるので意味を考えながら覚えると簡単に覚えられます。へんやつくりも意味を意識しておさえましょう
②記述するのが苦手な場合
記述は練習で必ず習得できます。国語が苦手な子は記述は苦手だといいますが、国語が得意な子ほど記述の方が簡単だといいます。記述は大きく外さなければある程度の点数がもらえるのが、記号問題や抜き出しはそうはいかないです。部分点がもらえる記述は点数を稼ぎやすい問題ということですね。
記述の練習としてポイントを確認することが大事です。自分の記述と解答の記述を見比べてポイントは入っているのかわかるようにしましょう。解答にあるポイントが入っていないなと思ったら本文中のどこにでてきているのか確認しましょう。その後、解説などの詳しい基準を見て自分がポイントだと感じた部分はそれで正しいのか確認してください。修正が必要なら自分の記述を書き直す練習もするべきです。
③記号問題が苦手
国語において読み取りの記号問題はたくさん出題されると思います。大切なのは根拠を明らかにすることです。算数が得意な子なら、解き終わったあとに『○○を間違えていたのか』とか『○○さえしていればできていたのに』とかつぶやいていることがあります。国語も同じです。何を間違えていたのか、何ができていたら正解だったのかを確認するようにしましょう。その積み重ねが大切です。
記号問題は勘でも正解することがあります。すべての問題の根拠を明確にしてから丸付けをするくらいの気持ちのほうがいいかもしれません。
また、記号問題にも共通することですが、本文ではなく、問題文の読み落としはとても多いです。本文中に書いてある選択肢だけれども、問題の問いとは関係ないところだから不正解という場合も多いです。必ず注意しましょう。
中学受験は国語と算数で決まります。
ほとんどの子はどちらか苦手でどちらか得意です。両方得意の子は成績以上の受験結果になることが多いです。
反対に国語と算数の両方が苦手な子は相当苦しくなります。とりあえず社会や理科の勉強は一回おいておいて、国語と算数に力を入れてください。