中学受験算数勉強方法

中学受験後の再現答案の重要性

 
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大手中学受験塾で主に算数の講師をしています。算数以外にも受験生の学習方法や進路相談などもしております。それらの業務で経験していることをお伝えしていきます。

こんにちは。TANUKIです。

今回は再現答案についての記事です。

再現答案をご存知でしょうか?

入試が終わったあとに自分の答案を書くことです。

私は次の日の午前中に入試がある場合を除き、入試がまだ残っている生徒については、必ず全員全科目再現答案をさせ提出してもらいます。

答案を再現しながらテスト中の自分を再起する

再現答案を書くメリットの一つは『自分でのふりかえりのため』です。どんな解答をしたのか、書いていくことで、テスト中の様子を思い出すことができます。

この問題で時間を使ってしまったなぁ、この記号テキトーに選んだなぁ、ここは簡単だと感じた問題だ………など、そのときのことが思い返されます。それが合っているかどうかはじつはそれほど重要ではありません。合っているかどうかはわかることで結果をひきずったり、何点かばかり気にしてしまい生産性のない行動になりがちです。まずはテスト中の自分をふりかえることで、次のテストに活きる入試になるでしょう。

次の入試までの学習指針にする

相手が塾でなくても、家庭教師であっても場合によっては親御さんであっても構いません。

入試がまだ続いていくなら今後の課題をその答案から見つけることが出来ます。神奈川県入試・東京入試ではそんな余裕もないですが、埼玉県入試・千葉県入試や寮のある学校の入試であれば十分、実力をつける時間が残されています。関西入試→関東入試と受験する場合も同じです。

とくに不合格になってしまった、とれるはずの特待生がとれなかったときは必ず再現答案を使って結果を分析し次に活かしましょう。

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