中学受験算数勉強方法

【計算の工夫】12.1×91-14.3×7-6.5×56 ラ・サール中の計算に挑戦

 
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大手中学受験塾で主に算数の講師をしています。算数以外にも受験生の学習方法や進路相談などもしております。それらの業務で経験していることをお伝えしていきます。

2019年のラ・サール中の計算問題になかなか面白い出題があったので取り上げます。

12.1×91-14.3×7-6.5×56

この問題工夫できますか?

それぞれの数の正体を掴みましょう。

数の正体といえば素因数分解です。

素因数分解して正体をつかむ

12.1×91=11×11×13×7×0.1

(121=11×11は必須、91も意外と素数じゃない数として受験生なら見覚えがあってほしい)

14.3×7=11×13×7×0.1

(143=11×13は少し難しめだが他から気がついてもいいレベル。11の倍数判定方法を知っておくと気がつきやすいか)

6.5×56=5×13×7×8×0.1

(65=5×13は気がつきやすい)

分配法則を使う

13と7と0.1が共通している

これらより

12.1×91-14.3×7-6.5×56

=13×7×0.1×(11×11-11-8×5)

=9.1×(11×10-4×10)

=9.1×70

=91×7

=637

と筆算いらず(?) の計算ができる。

ぜひ素因数分解と分配法則を身につけてラクな計算をしてほしい。

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