「比を簡単にする」は小学生最後の計算
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大手中学受験塾で主に算数の講師をしています。算数以外にも受験生の学習方法や進路相談などもしております。それらの業務で経験していることをお伝えしていきます。
比の単元は中学受験で最も大事な単元といっても過言ではありません。図形に文章題、速さといろいろなところで重宝することになります。
そんな比ですが、一番最初に比の操作について学習する時の「比を簡単にする」についてです。
比を簡単にするとは比の値が等しくなるより小さな整数で比をあらわすことです。12:8=3:2というやつですね。やることは約分と同じです。しかし、小数や分数が入り交じることと、3つ以上の比が存在することから約分よりさらに難しくなっています。
「比を簡単にする」ポイントは小数にするのが速いか分数にするのが速いか常に考えることです。この問題はミスなく計算するだけです、といってしまえばそれまでなんですが、計算力をもう一段階アップする大きなチャンスといえます。全力で取り組むことで、分数小数が入り交じった計算での約分や分数小数変換など様々な場面で活きてくることでしょう。おまけに単位換算とも絡めることも出来るので総合的な計算力をつけることができます。
「出来るからいいや」ではなく、積極的に取り組んでみてください。
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