こんにちは。TANUKIです。
2月の入試まであと5ヶ月。そろそろ志望校の対策に本腰をいれている頃ではないでしょうか。
今回は入試問題演習の仕方についてお伝えします。
6年生にもなれば、普段解いている問題の多くが入試問題を元にしたものになっていますが、時間をはかって1年分まるまる解くというのはまた違った意味があります。
・「作戦」を学ぶ機会
入試問題を解くときにはとにかく点数をとることに拘ってほしいです。
そのために「作戦」がすごく大事です。
最後に見直しすることも含めた時間配分がとても大切になります。解けない難問に使っている時間より、解ける問題を確実に正解することを優先する作戦も必要になります。必ず毎回の演習で意識しましょう。
・時間は少し短めでもOK。必ず計る。
入試本番は緊張します。練習通りにいかないこともあります。それをふまえて1割減ぐらいの時間で練習するのもありです。必ず時間をはかりましょう。
・「解きなおし」より「ふりかえり 」
ほとんどの問題はもう一度出題されません。難問であればよりそうです。何度も解いてやり方を覚えてしまうのではなく、その問題のポイントを理解し、「なにをしていたら解けていたか」を考えましょう。どう考えても解けない問題の場合、捨て問題にしてしまってもいいこともあります。
・何度も時間を計って解く必要はない
普段の塾のテストをもう一度1から時間を計って解き直したりはあまりしないのに、入試問題の時期になると何度もやろうとする子がいます。
「スランプに陥っていて自信を取り戻したい」という目的なら一応意味はありますが、基本的には一度でた問題はもう一度出題されません。解き直すにしても何題かピックアップして解いた方が効果的です。
・「見たことがあるのに出来なかった問題」をつぶす
一度見たことがある問題が出題されていることはよくあります。その問題は入試によくでる「典型題」です。典型題は必ずできるようにしておかないと周りと差がつきます。しっかりやりなおして解けるようにしましょう。
・弱点補強の学習をする
入試問題を解いたあとで大切なことは、「自分の弱点を見つけること」です。とくになければないで構いません。日頃の学習や入試問題演習を続けてください。なにか見つかった場合は、そこを重点的にやっておきましょう。
・どの学校の問題を解くか
早めに一度、第一志望の学校は解いておきましょう。最初はとれなくて当然ですが、目標との距離がわかります。
その後はできに応じて第一志望校より簡単な学校も混ぜながら演習していきましょう。目安として、第一志望、第二志望は5年、第三志望以下は受ける学校数や成績状況にもよりますが3年分くらいです。
・満点は合格者平均点
まだ入試まで5ヶ月ありますから、合格点はとれなくて普通です。満点を「合格者平均点」と考えて合格者平均点の何割とれたかを見るようにしましょう。もし合格者平均点以上とれていたら志望校をあげてもいいかもしれません。
・悪くても凹まない。
大事なのは今後の学習につなげることです。淡々と力をつけていきましょう。