中学受験 の 塾 でも先生と 面談 できる機会がありますよね。何を話したらいいのかどんな話をするのかわからないと不安もありますよね。
今回の記事ではそうした 面談 に関する疑問を、毎年100件以上の 面談 を担当している塾講師の立場からお伝えしていきます。ぜひ 塾 での 面談 前になにを聞くべきか、伝えるべきかメモしてから出かけてください。
中学受験 面談 はそもそも参加するべき?
少なくとも学年が変わったあとは極力参加したほうがいいです。塾講師はサラリーマンなので人事異動もあります。以前伝えたことを次の先生に伝わえてくれているかはわかりません。
日時が合わなければそう伝えて時間をつくってもらえないか聞いてみてください。自分から特に聞きたいことがなかったらこの記事にある伝えるべき事項と質問しておくべきことを順番に話すだけでも構いません。
1回参加して得るものがないなと感じたら参加しなくてもいいかと思いますが、それはそれであまりいい状況ではないので先生を変えてもらうなどして参加したほうがいいかと思います。
子どもがとても好きな○○の科目の先生とお話してみたい、教室長の先生とお話してみたいなどと伝えればカドが立ちにくいです。
中学受験 面談 で 先生に伝えておいた方がいいこと、質問しておきたいこと15選
伝えておきたいこと
- 入塾の経緯
- 志望校と現在の本気度(本人、両親)
- 家庭での学習時間
- 両親の学習への関わり具合
- 子どもが家で漏らしている 塾 への不満
- 自由時間の過ごし方
- 習い事の状況
- 友達の好き嫌いと先生の好き嫌い
- 子どもが伝えたいこと
面談 で伝えておきたいことは上の内容です。これに加えて、転勤や病気など特殊な事情は伝えてもいい範囲で伝えておきましょう。
質問しておきたいこと
- クラスの雰囲気
- 子どものクラスでの順位と授業中の様子
- 家庭学習や小テストの状況
- おすすめの受験校
- 質問できる先生のいる時間
- 子どもが聞きたいこと
面談 で 質問 しておきたいことは上の内容です。ただこちらの場合は「聞きたいこと」 最優先で構いません。苦手科目の学習方法など不安なことはたくさんあると思います。
上記の内容について一つずつ解説していきます。
入塾経緯
入塾の経緯は伝えておきましょう。中学受験に対する考え方や家庭の教育方針が簡単に説明できます。
「○○という目的で入った、しかし今は××で」というパターンでも伝えておいた方がいいです。
志望校と現在の本気度(本人、両親)
志望する学校があるなら、本人と親のどちらが強く希望しているかという点も含めて伝えておきましょう。よっぽど難しい状況でなければ無理ですとは言われないです。
逆にもしそう言われたら志望校再検討か転塾、中学受験撤退を考えなければいけません。
家庭での学習時間
塾ではすごく真面目な子が家では全然学習していないことも多いです。時々ではありますが、逆のパターンで塾では不真面目な子が家での学習時間が多いこともあります。
認識の違いを発見するためにも伝えておきましょう。
両親の学習への関わり具合
学習内容やスケジュールについて両親がどれくらい関わっているのか伝えておきましょう。全く見ていないのであれば、宿題を写していたりサボっていたりする状況に誰も気がついていない可能性もあります。
またいい面としては子どもが自立している場合は、親と先生より、子と先生で面談したほうがいいケースもあります。逆に学習内容まで把握している場合は親と先生の面談でもかなりつっこんだ話ができます。
また、もし先取りしているのであれば必ず伝えたほうがいいです。うすうす感づいている場合も多いですが先生が子どもの理解力を勘違いする要因になります。逆に先取りしていなくても、先取りしていませんと伝えたほうがいいぐらいです。
子どもが漏らしている塾への不満
学習に集中するべき塾でなにか集中を妨げる要素があるなら伝えておくべきです。
「なんとかしてください」という方向で伝えるより「子どもがそんな風に言うんですよ」と伝えたほうがカドが立ちにくいです。
自由時間の過ごし方
熱中しているものがなんなのか伝えておくと先生が子どもとの関係を近づけるきっかけになることがあります。子どもの情報はなるべく開示して仲良くなってもらいましょう。
習い事の状況
塾のカリキュラムはほかの習い事は基本的にない前提で組まれています。普段どれだけ忙しいのか伝えておいたほうがいいです。
友達の好き嫌いと先生の好き嫌い
友達の好き嫌いは伝えておくと様子をみてくれやすくなります。ぜひ子どもに聞いておきましょう。
面談担当の先生のことが少し好き なら少しおおげさに「○○先生のこと好きなんですよ、うちの子」
と伝えておきましょう。人間、好意を向けられると悪い気はしないものです。
逆に、苦手な先生がいたら直接ではなく伝えておきましょう。子どもは先生が苦手だからその科目は勉強しないとか極端なことを平気でします。大きな弱点になる前に対処してもらうために伝えておきましょう。
子どもが伝えたいこと
これまでいろいろ伝えてほしいことを書きましたが、一番はこれかもしれません。
子どもが先生に伝えたいことは子どもの中ではすごく大きなことなのでしょう。そう多くはない面談の機会でぜひ伝えてください。
クラスの雰囲気
クラスの雰囲気は構成するメンバーでガラッと変わります。上位クラスなのにイマイチ向上心にかけていたり、下位クラスだけど学習姿勢がすごくよかったりすることがあります。どこまで正直に答えてくれるかはわかりませんが、どんな環境で学習しているのか聞いておきましょう。
子どものクラスでの順位と授業中の様子
子どもがクラス内のどのあたりにいるのか把握しておきましょう。後ろの方にいて、かつ授業中の様子も主体性があまりないようなら一つ下のクラスに変更してもらったほうがいいかもしれません。
最後に一番成績が上がるのは授業に主体的に参加できる子です。それができるクラスにいたほうがいいので現在そうなっているかはとても大切です。授業中の反応など聞いてみてください。
宿題や小テストの状況
宿題の提出状況や授業内での小テストの点数などは隠そうと思えば親に隠すことができる内容です。普通の子どもは都合がわるいことは親に言いたくありません。怒られるかもと思ったらまず隠すでしょう。家で嘘をついていないか、隠していることはないか確かめましょう。
おすすめの受験校
おすすめ受験校を聞いておきましょう。現在の成績の子はどのくらいの学校に進学するのかということもですが、知らないいい学校もたくさんあるはずです。いい学校を紹介してもらうつもりで面談に臨むと先生はチャンスとばかりに行けそうな学校をいくつも紹介してくれるはずです。
各科目の質問ができる先生のいる時間
これはマストです。仮に質問したいと子どもが言っていなくてもこれがわかれば質問に行かせることもできます。特に算数は質問が多い科目なので把握しておきましょう。同級生は質問たくさんしてますよ。
子どもが聞きたいこと
子どもが聞きたくてもなかなか聞けないことを代わりにきいてあげるのが一番ですね。問題の質問はできてもそれ以外のことはなかなか質問しにくいものです。ぜひ面談前に子どもとお話してください。
中学受験 面談 話す内容まとめ
親は先生と子どもの関係を近づける、先生は親と子の間に入ることができれば中学受験はうまくいきます。その方向性で役に立ちそうな内容をぜひお話してみてください。
また面談で、こんな話をしたら役にたった、こんなことを聞きたい等ありましたらぜひコメントいただけたらと思います。