こんにちはTANUKIです。
比を制するものは中学受験を制する。比は様々な単元と結び付く最重要項目です。比についての問題は本当にたくさんあるのですが今回はその基本となる比の操作について記事にしました。
比の操作で特に重要なのは次の3つです。「比例配分」「連比」「逆比」
この中で習うときには最も簡単で、使いこなすのは最も難しい「逆比」について触れたいと思います。
逆比とは比をそれぞれ逆数にしたもののことです。ただそれだけなんで、「逆比を求めましょう」などという問題は意味さえ覚えていれば比較的易しいです。しかし大事なのは文章題中に逆比の問題だと気がつけることです。その見分け方は
A×B=C×Dの形
です。例えば「りんご三個の値段はみかん五個の値段と同じ」とか「定価の80%は原価の120%と同じ」とか「兄が15分で歩く道のりを弟は20分かかりました」とかすべて逆比の形です。
りんごみかんの値段の比は5:3
定価と原価の比は120:80
兄と弟の速さの比は20:15
になります。この形に気を付けられるようになると見た瞬間なにをしたらいいかわかる問題が一気に増えます。ぜひ注意してみてください。
ちょうど日能研の5年生は比の単元です。逆比の問題を探してみてください。