こんにちは。TANUKIです。今回は大きく成績を上げる最後のチャンス夏休みとその後の学習についてお伝えしていきます。
夏休みにとにかく大事にしたいことは「基礎の完成」です。普段の学習が難問よりになっている場合は特に意識して基礎を徹底させましょう。夏の時期は「完璧」を目指した学習で今後に向けて得点に安定感を出していきます。
私が自分の教室で夏の作戦として伝えるのは次の通りです。
夏の作戦
1、必ず一日も欠かさず漢字と計算
2、理科社会の暗記の時間を毎日とる
3、夏で算数の典型題を完成させる
4、夏期講習の授業は解いた問題の解き直しに力を入れる
成績が低い子ほど陥り勝ちな過ちが、「夏は成績アップの最後のチャンスだからなるべく難しい問題に挑戦しよう」です。そうではありません。基本こそやるべきもっとも大切なことです。成績は指数関数的にのびます。だんだんではなく急にのびるのです。そういった土台になるのは難問より基礎です。
計算と漢字語句は毎日取り組むべきです。大学受験と違い、小学生は知らない言葉がいっぱいあります。知っているかどうかで差がつく部分が、大学受験より多くなります。計算も毎日取り組むことでミスは確実に減らせます。毎日、ミスをなくすことを意識して取り組みましょう。
社会理科に不安がある子は夏で解消しましょう。どうしても学習量がものをいう科目なので夏に力をいれることで知識と自信を獲得してください。
算数について
算数で大切なのは基本の「完成」なので、すべての単元が網羅されているような基本問題集がベストです。まずはそういったものを一周しましょう。その際に少しでも間違えた問題は必ずチェックして、何を間違えたか自分の言葉で記述しましょう。
基礎問題だけみると小さな穴でも、それを複合する応用問題を解くときには大きな穴になる可能性があります。徹底的に間違いをあらって基本問題での失点をなくしましょう。
ここまでお盆までにできたらベストです。
お盆からは入試問題に取り組むといいです。典型題の間違いをあらったように入試問題もしっかり間違いの分析が必要です。しかしここからの学習には注意が必要です。
「合格するには作戦が大事」だということです。
算数の問題はおよそどの学校でもすごく難しい問題というものを出題します。合格者にしぼっても出来ている子が少ない問題です。そういった問題にテスト中の時間を費やしてしまうのはもったいないです。なので「捨てる勇気」が大切になります。
算数は他の科目以上に、できるはずの問題をミスして間違えることが多いです。本番中での見直し・解き直しは合格に必須です。その時間を確保するためにも、「とても難しいもの」また判断がより難しいですが「時間がかかり過ぎるもの」
は捨てるべきなのです。
入試の過去問を解く際に、とらないといけない点数を意識しましょう。ただし特待生狙いでもなければ上限は8割ぐらいの目標にしてください。そしてそのために何をとらないといけないか、何を捨てていいのかを考えながら問題を解いてください。テストをふりかえる際も、「作戦はこれでよかったのか」を必ず考えましょう。計算問題を一問でも間違えていたら「作戦失敗」です。
そういったミスをせず普段の力を100%出しきることを取り組むために、夏休みは力をつけていきましょう。
夏期講習はテキストも膨大です。
全部一通りやろうとせずにポイントをしぼりましょう。
基本問題と授業で扱った問題
が大事になります。