受験算数を攻略する

小数の計算で一番大切なこと

こんにちは。TANUKIです。

今回は小数の計算に関しての記事です。

突然ですが小数の計算で一番大事なことはなんでしょうか。

「小数点を忘れないこと」

違います。

小数のかけ算わり算は子どもにとって新しい計算ルールが現れたように感じます。

いままでの計算に加えて小数だから小数点の移動があるというイメージ。

そういった、やり方を覚えているだけの状態はすぐ忘れますし、ミスも多くなります。

小数の計算で一番大切なことは

「大小感覚を考えること」です。

小数の計算は整数より少し細かくなった計算です。

例0.7×1.2という計算

これを8.4としてしまったり84としたり、0.084としたりする間違いがあります。

うっかりミスとしがちですが、本当はまだ小数を理解しているとは言えない状況です。

0.7に対して1より大きくて2より小さい数をかける。

2倍ほどではないが少し大きくなる。

7×12=84で0.7より少しだけ大きくなるので0.84だ。

こういった数の大小感覚がなにより大切です。

わり算でも同じことです。
わり算は大きい数で割るほど数は小さくなります。

逆に小さい数で割るほど数は大きくなります。

そのため1より小さい数で割ると元より大きくなったりもする。小数計算の難しいところですね。

でも大小感覚がわかれば簡単です。暗算でできます。

整数と同じように暗算で計算できるようにすると、小数のミスは減っていきます。

例 24÷0.3 という計算
24÷3=8
0.3で割っているので増えるはずだから80

例 24÷1.2 という計算
24÷12=2
1.2で割るということは1より大きい数で割るので当然小さくなるが、半分ほどではない。少し小さくなる程度。なので
20

この感覚があれば大概の計算は暗算でできます。

もちろん小数点の移動を知っていますかと言わんばかりの0.00009×10000みたいな問題や小数のあまりの計算も出題されるのでちゃんとしたやり方を知っておく必要はあります。(そのやり方も原理を理解すべきです、がここでは話が逸れるので割愛します)

でも多くの文章題や四則混合計算など応用される実用的な計算は小数の大小感覚を把握することで整数とほぼ変わらないスピード計算できます。

そしてその計算が今後の分数計算やそれ以降の計算力として現れてくるのです。

小数の大小感覚を身に付けてこそ小数をマスターしたといえるでしょう。

モバイルバージョンを終了