解答
大設問1 (1)0.8(2)22000(3)90(4)65(5)40(6)2027(7)45(8)75.36
大設問2(1)1.5(2)7.5(3)7:10
大設問3(1)2450(2)70(3)55(4)6
大設問4(1)4、6、8、10(2)81、162(3)648
開智中学(埼玉)を解いた印象をお伝えします。開智中学は埼玉県の学校で、同じく埼玉県の栄東中学についで受験者の多い中学です。のべ5000人の受験生が受験します。東京・神奈川の入試が2月なので、1月の前受けとしての意味合いが強い学校です。
同じように前受けできる学校として寮のある学校もありますが、いざとなったら通えるというのもありますかね。寮は高いですし。
1、設問毎の予想難易度
A必須問題(簡単で差がつかない)
B合否を分ける問題(学習の中心)
C差をつける問題(ミスを取り返す)
D難しくて逆に差がつかない問題
大設問1
(1)A(2)A(3)A(4)A(5)B(6)A(7)B(8)A
大設問2
(1)A(2)A(3)B
大設問3
(1)B(2)B(3)B(4)C
大設問4
(1)B(2)C(3)D
2、出題単元
バランスよく出題されていて前受けに持ってこい。
3、入試問題の分析 4項目
・典型題、典型的な手法
大設問1は全て典型題
(5)2つずつの和がわかるときは全てを足す
(8)回転体のすい体と反対側にも慣れておこう
大設問2
(1)同じ高さの台形の面積比は上底+下底の比になる
(2)全体と辺を共有している三角形は比が出しやすい。
(3)三角形を2つの三角形に分けた形は、同じ高さになる
大設問3と4は応用問題
・ミスのしやすさ
大設問1
(3)(4)(5)登場するものが2つ以上あるときはどちらを求めるのか必ず確認
(6)近い数……は越えてもOKのことに注意する
(7)は注意が必要。うっかり最大公約数を9の倍数にしてしまいがち。注意。
大設問2
比を逆にしない、聞かれているものを間違えないこと
・見直しのポイント
「条件に当てはまるか確認」
大設問1(3)(4)(6)(7)
それ以外にも他の解き方ができるものは違う解き方で確認することも大切。
・応用問題を解くためのポイント
大設問3
「前の問題を利用する意識」「後ろの問題から流れをつかむ」
この問題は一見難しい設定でどうしたらいいかわからないが(1)→(2)(3)の流れを確認すれば、(1)を使って(2)(3)を求めるんだということがわかるようになっている。従属問題にとても大切なことなので普段のテストで練習したい。
大設問4
「実際に書いてみる」「似た問題を探す」「対象性」
初見の問題だがとりあえず書いてみること。10日間のパターンを書いてみるとどのように推移するかわかる。
樹系図だと膨大な量になるが、気温の種類は少ないので道順のように考えると簡単に整理することができる。似た問題と結びつけることがポイント。
(3)は大変だが、対象性を考えればすべての気温を調べる必要はなくなる。
4、入試問題批評
2019年の開智中学は前半勝負といえる。
大設問3以降は難しめ、いかに前の方を落とさないかが大事。
大設問1と2はしっかり理解して受験を迎えたい。
反対に後半は難しく、とくに速さは丁寧に図をかいて情報を整理するようにしよう