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小数のわり算であまりを求める、四捨五入をする問題が苦手
小数の計算は普通のわり算でも苦労しますが、そこからあまりを求めろとか四捨五入をしろとまで言われるとかなり難しくなり、計算単元とは言え習得するまでに時間がかかります。
今回の記事では解き方のポイントと、練習用問題集(30日分)をご紹介します。
市販でここまでピンポイントに対策するのは難しいかと思います。
インターネットだからこそできる問題集なのでぜひとも利用してみてください。
商を途中まで出して、あまりも求める小数のわり算
商は整数までもとめてあまりも出しなさい
上のような計算が苦手な小学生はとても多い印象です。
この計算が出来ない多くの子ども達は
『小数の計算は小数点を動かす』『あまりは元の位置』という呪文が覚えられない
と思っています。
計算方法だけなんとか覚えるように指導されている方が多いのですが、原理がわかっていないとすぐに忘れてしまう、逆効果な学習方法だと思います。
原理としては
100÷30=3あまり10
10÷3=3あまり1
と同じです。
『÷記号の前後の数を同じ数で割ってから計算しても商は変わらない』
『÷記号の前後の数を同じ数で割ってしまうとあまりもその数で割られてしまうから元に戻す必要がある』
という二つの性質を使っています。
上は確かに大事ですが、それまでにあまり練習していないと小数でいきなり使うのは難しい、下はあまり専用の考え方なので頻度も少なく難し目ですね。
8.9÷0.9=□あまり△
を10倍して考えると
89÷9=□あまり△×10
になるということです。
89÷9=9あまり8なので元の式は
8.9÷0.9=9あまり0.8
になります。
もう少し難しい問題で確認します。
商は小数第一位までもとめて、あまりも出しなさい
この計算を考えるときにも10倍することで考えやすくします。
357.9÷19=18.8あまり0.7
商はそのままですがあまりは10倍になってしまっているので0.7÷10=0.07です。
筆算のまま考えると何をしているのかわからないままただルールだけ覚えることになり忘れて当然の記憶方法です。
ぜひ元の式の性質に戻って考えてください。
商を途中まで出して、四捨五入する小数のわり算
あまりと比べて四捨五入は簡単です。
商を小数第一位まで求めて、あまりも出しなさい
40.8÷26としたら商は元と変わらないのでこの状態でひとつ下の位、小数第二位を四捨五入することになります。
40.8÷26=1.56…となります。
6を四捨五入すると切り上げになります。
商は1.6です。
小数のわり算であまりを求めるもの、四捨五入が必要なものだけ集めた問題集を作成しました
こちらです。
小数のわり算(あまりが出る、四捨五入)の問題集をつくりました。
どう考えても練習しないとできるようにならない計算ですが、市販の問題集でここばかり練習できることはあまりありません。
授業で扱う時はプリントを作成していたのですが、そのときのものを編集して量を増やしたものです。
30枚あるので毎日1枚ずつ使っても1ヶ月持ちます。
1ヶ月小数のわり算を練習すればもう今後心配いらないレベルにはなります。
今回は無料にはしていませんが、ほんの少し毎日の贅沢を我慢すれば手が届く金額設定にしています。
市販の問題集より安く、市販の問題集には出来ない弱点ピンポイントなものを作成していきます。
今後もぜひご利用ください。
ほかの無料問題集はこちらです。